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がんで闘病していたタレントの大橋巨泉(おおはし・きょせん、本名・克巳=かつみ)さんが12日に死去していたことが20日、分かった。82歳だった。

東京都出身。早稲田大学在学中から、当時ブームだったモダンジャズ・コンサートの司会者として活躍。大学時代は俳人としても活動し、芸名は当時の俳号から取った。

大学中退後、ジャズ評論家や放送作家を経て、テレビ司会者に転身。「巨泉・前武のゲバゲバ90分!!」「11PM」「クイズダービー」「世界まるごとHOWマッチ」などの司会を務め、軽妙な弁舌で人気を集めた。「野球は巨人、司会は巨泉」のキャッチフレーズは有名で、同年生まれの芸能人らと「昭和9年会」を結成。
馬主でもあり、競馬評論でも知られた。

マルチタレントとして活躍したが、平成2年に「セミリタイアする」と宣言してテレビ、ラジオのすべてのレギュラー番組を降板。カナダなどで土産物チェーンを経営する事業家に転じ、その後はオーストラリア、カナダなどと日本を行き来して過ごす生活を送った。

13年の参院選に民主党(当時)から比例代表候補として立候補し、当選。しかし、党と意見の違いからわずか半年で辞職した。

17年に胃がんを患って以降、がんの手術を繰り返し、闘病生活を送っていた。今年4月、東京都内の病院に入院。5月下旬からは集中治療室で治療を続けていた。

「巨泉 人生の選択」「がん-大橋巨泉の場合」「どうせ生きるなら」など著書多数。

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http://www.sankei.com/entertainments/news/160720/ent1607200004-n1.html


18:18|この記事のURL訃報・追悼・死去 | マスコミ・放送・番組・報道

2016年07月20日




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