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ステーキの本場であるニューヨークに進出を果たした「いきなり!ステーキ」。
2月23日(現地時間)のオープンからひと月以上が経過した現在の状況はどうなっているのだろうか。

「日に400人程度のお客様が見えます。最初は中国系の方が多かったですが、現在はもっと客層が広がってさまざまな人種の米国人がいらしていますね」(ペッパーフードサービス取締役営業企画本部長・川野秀樹氏)

川野氏によると、ニューヨークでは、新店舗がオープンした際にはまず富裕な中国系の客層が注目し、人気が出ればその他の客層に広がっていく傾向があるとのことだ。

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日本とまったく同じ「立ち食い」スタイル

ニューヨーク店は、日本とまったく同じような立ち食いスタイルで、ロゴや一瀬邦夫社長の看板も同じ。メニューはリブロースとワイルド、サーロインの3種類で、グラムでの量り売りという方法もそのままニューヨークに持って行った。いきステのファンがニューヨーク店に足を運んでも、客とスタッフの国籍が違うだけで、日本にいるのと変わりがないぐらいだ。ただし、「カウンターは日本より10センチ高くし、食事スペース(幅)もストレスがない程度にゆったりさせています」(川野氏)という。

そして、同チェーンの最大の“売り”であるスタンディング形式など、いきステのスタイルがニューヨークで受け入れられるかということは、開店ギリギリまで判断がつかなかった。

3年を要した準備期間には、「立ち食いなど100人中100人がしない」「レアステーキを食べない」「テーブルチャージできないとダメ」など、“ニューヨーク通”や弁護士からさまざまな助言があったという。

特に立ち食いスタイルは、オープン前の記者発表でマスコミから最も指摘を受けた点でもあった。川野氏によると、一瀬邦夫社長は「日本人も、もともとは立ち食いをしませんでした」で押し通していたという。

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カウンターは日本より10センチ高くし、1人分のスペースもゆったりしている


中略

価格設定も的を射ていたのだろう。たとえば日本でもニューヨークでも1番人気だというランチのワイルドステーキは20ドルと、日本の1350円よりもやや高めの設定にしている。しかしラーメン1杯「15ドル+チップ」がニューヨークの相場であれば、ステーキの20ドルは手頃に感じられる。

価格設定が日本より高めなので、当然ながら客単価も3500円と高め。日に400人の客が来れば、140万円の売り上げとなる。日本では原価率の高さをスタンディング形式にして回転率を上げることでカバーしたが、アメリカではもともと原価率が低いのだという。

【続きはサイトで】
http://toyokeizai.net/articles/-/166852


18:03|この記事のURL外食・ファーストフード・弁当 | 社会・経済・ビジネス

2017年04月12日




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