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伝統文化・伝統芸能
東京・浅草の老舗ストリップ劇場「浅草ロック座」を運営する斎藤観光(東京)が、東京地裁から破産開始決定を受けていたことが22日分かった。破産管財人の弁護士によると、開始決定は15日で、負債総額は約2億3800万円。劇場は現時点で営業を続けているが、今後の運営形態などは未定としている。
2014年10月23日
現代劇俳優の香川照之から「歌舞伎役者・市川中車」を襲名して2年。歌舞伎座デビューとなった「七月大歌舞伎」は大盛況のうちに29日の千秋楽を迎えることになりそうだ。
坂東玉三郎率いる市川海老蔵、市川右近といった若手中堅が中心の一座は連日のように“満員御礼”を記録。「週末には数十人単位で立ち見が出た。その中には中車目当ての人も少なくなかった」(松竹関係者)というから、うれしい悲鳴である。
1971年から2003年まで父の市川猿翁が座頭をつとめた歌舞伎座の7月興行。中車は一般紙のインタビューで「プレッシャーを感じる」と心境を吐露していたが、昼夜にわたって舞台に立ち、大車輪の活躍ぶりをみせている。
演技の評価も上々で、「歌舞伎役者独特の立ち居振る舞いやセリフの緩急には課題が残るものの、観客の目をひく存在感を発揮している。夜の『修禅寺物語』 では新歌舞伎の大役・夜叉王も自分なりに咀嚼し、役になりきり、まだまだ粗削りですが、中車スタイルを確立しつつある」(演劇ライター)。
役者仲間からの信頼も勝ち得て、今は一目置かれる存在のようで――。
「稽古中に“セリフがシャンクするんだよ”などと歌舞伎らしからぬ発言をしたりする。当初は周囲も面食らっていたそうですが、真面目に稽古に取り組む姿を みて、市川中車を認めつつある。また若手の中には顔や名前を売るためにドラマや映画といった現代劇への出演に色気がある者もいて、第一線で活躍する『香川 照之』にアドバイスを求めている様子も見かけます」(別の松竹関係者)
大スター不在の歌舞伎界。二足のわらじを履くこの男はなくてはならない存在になりつつあるようだ。
坂東玉三郎率いる市川海老蔵、市川右近といった若手中堅が中心の一座は連日のように“満員御礼”を記録。「週末には数十人単位で立ち見が出た。その中には中車目当ての人も少なくなかった」(松竹関係者)というから、うれしい悲鳴である。
1971年から2003年まで父の市川猿翁が座頭をつとめた歌舞伎座の7月興行。中車は一般紙のインタビューで「プレッシャーを感じる」と心境を吐露していたが、昼夜にわたって舞台に立ち、大車輪の活躍ぶりをみせている。
演技の評価も上々で、「歌舞伎役者独特の立ち居振る舞いやセリフの緩急には課題が残るものの、観客の目をひく存在感を発揮している。夜の『修禅寺物語』 では新歌舞伎の大役・夜叉王も自分なりに咀嚼し、役になりきり、まだまだ粗削りですが、中車スタイルを確立しつつある」(演劇ライター)。
役者仲間からの信頼も勝ち得て、今は一目置かれる存在のようで――。
「稽古中に“セリフがシャンクするんだよ”などと歌舞伎らしからぬ発言をしたりする。当初は周囲も面食らっていたそうですが、真面目に稽古に取り組む姿を みて、市川中車を認めつつある。また若手の中には顔や名前を売るためにドラマや映画といった現代劇への出演に色気がある者もいて、第一線で活躍する『香川 照之』にアドバイスを求めている様子も見かけます」(別の松竹関係者)
大スター不在の歌舞伎界。二足のわらじを履くこの男はなくてはならない存在になりつつあるようだ。
2014年07月30日
国内外から1300万人超の観光客が訪れる観光都市でありながら、主要駅周辺の飲食店の多くが午後8時に
閉店する奈良。「夜の街が暗い」と指摘されるなかで、こうした不満を解消しようと市が対策に乗り出した。
国内外から1300万人超の観光客が訪れる観光都市でありながら、主要駅周辺の飲食店の多くが午後8時に
閉店するため「夜の街が暗い」と指摘される奈良で、こうした不満を解消しようと市が対策に乗り出した。
観光客が多いため、進んで集客をしない商売人たちの姿勢は「大仏商法」とも称され、海外のガイドブックには
「奈良は3時間で十分」と書かれる始末。市は約半世紀前まで栄えていた花街・元林院の復興を柱に、
「夜の観光」活性化を目指す考えだ。
バックパックを背負った外国人や、修学旅行の子供たち…。新緑の奈良は、観光客であふれかえっているが、
午後8時になれば主要観光地のターミナルである近鉄奈良駅周辺の商店街はシャッターがほとんど閉まって
飲食店の明かりも消え、人影はなくなる。奈良市が開いた「懇話会」では、委員からそんな街の現状に厳しい声が上がった。
「昔は東向商店街も午後9時半ぐらいまで開いていた。でも、今は午後8時にはシャッターが閉まっとるでしょ」
かつての奈良町のにぎわいを知る近畿日本鉄道の山口昌紀会長は懇話会でこう指摘。かつての元林院について「旦那衆の社交場だった」とし、「気の張ったお客さんが来るときは、家に芸妓を呼んだ。花街は料亭だけではなく、市民の生活と密着していた」と振り返った。
画家の絹谷幸二氏も「今は働くばかりで、夜が暗いですな」。ほかにも、「しっとり飲める場所がない」
「ホテルがないから(奈良には)泊まらないんじゃない。泊まる理由がないからや。あれば業者もホテルをつくる」
と、厳しい意見が相次いだ。
元林院については「憩いの場として夜の雰囲気を残しながら、住んで楽しい街に仕上げていくことが大事」との指摘も。懇話会は今後、定期的に開催され、奈良の「夜の観光」活性化に向けた対策を検討するという。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1405/29/news023_2.html
国内外から1300万人超の観光客が訪れる観光都市でありながら、主要駅周辺の飲食店の多くが午後8時に
閉店するため「夜の街が暗い」と指摘される奈良で、こうした不満を解消しようと市が対策に乗り出した。
観光客が多いため、進んで集客をしない商売人たちの姿勢は「大仏商法」とも称され、海外のガイドブックには
「奈良は3時間で十分」と書かれる始末。市は約半世紀前まで栄えていた花街・元林院の復興を柱に、
「夜の観光」活性化を目指す考えだ。
バックパックを背負った外国人や、修学旅行の子供たち…。新緑の奈良は、観光客であふれかえっているが、
午後8時になれば主要観光地のターミナルである近鉄奈良駅周辺の商店街はシャッターがほとんど閉まって
飲食店の明かりも消え、人影はなくなる。奈良市が開いた「懇話会」では、委員からそんな街の現状に厳しい声が上がった。
「昔は東向商店街も午後9時半ぐらいまで開いていた。でも、今は午後8時にはシャッターが閉まっとるでしょ」
かつての奈良町のにぎわいを知る近畿日本鉄道の山口昌紀会長は懇話会でこう指摘。かつての元林院について「旦那衆の社交場だった」とし、「気の張ったお客さんが来るときは、家に芸妓を呼んだ。花街は料亭だけではなく、市民の生活と密着していた」と振り返った。
画家の絹谷幸二氏も「今は働くばかりで、夜が暗いですな」。ほかにも、「しっとり飲める場所がない」
「ホテルがないから(奈良には)泊まらないんじゃない。泊まる理由がないからや。あれば業者もホテルをつくる」
と、厳しい意見が相次いだ。
元林院については「憩いの場として夜の雰囲気を残しながら、住んで楽しい街に仕上げていくことが大事」との指摘も。懇話会は今後、定期的に開催され、奈良の「夜の観光」活性化に向けた対策を検討するという。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1405/29/news023_2.html