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売り上げ減少
ゴルフ人口がピークの3分の2以下になり、ゴルフにかける単価にしても以前は1万円を超えていたのが、今や半分以下。ゴルフ場の数はそんなに変わっていないから、1ゴルフ場当たりの売り上げも減っている。安くしたパッケージのプレー料金がさらに安くなって、デフレスパイラルが特に地方で生じる。
ゴルフ用品購入も中心が新品から中古品に移っている。ゴルフ業界全体がいわば日本経済の状態そのままを映している。
──ただ、ゴルフ人口は一昨年に底打ち……。
去年ちょっと上がったようだ。一昨年が720万人、昨年が760万人という数字がある。それがトレンドとなり上がっていってくれれば、底打ちと宣言できるのだが。
このトレンド判断ができるのは2020年のオリンピックの時期だろう。ゴルフ人口を支えていた団塊の世代が65歳を迎えて「2015年問題」がうんぬんされた。
その世代が70歳を迎えるのが「2020年問題」。その後もゴルフを続けるかどうか。団塊の世代という支えに頼るのではなく、新しい人を取り込んでいかないと続いていかない。
──昨年増えたのは若者ともいわれます。
そこはデータがない。定年を迎えて、ではゴルフをやろうか、という人たちもいるようだ。実際、シニアの大会で、夫が定年を迎えるから妻も一緒に始めたという夫妻から話を聞いた。
そういう入り口もある。全体のジュニア人口が減っているので、ゴルフをするジュニアも減っているだろう。楽しみでゴルフをしているジュニアがどれくらいいるか。経済産業省や総務省のデータが基だが、実際のところははっきりしない。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170521-00171547-toyo-soci&p=1
ゴルフ用品購入も中心が新品から中古品に移っている。ゴルフ業界全体がいわば日本経済の状態そのままを映している。
──ただ、ゴルフ人口は一昨年に底打ち……。
去年ちょっと上がったようだ。一昨年が720万人、昨年が760万人という数字がある。それがトレンドとなり上がっていってくれれば、底打ちと宣言できるのだが。
このトレンド判断ができるのは2020年のオリンピックの時期だろう。ゴルフ人口を支えていた団塊の世代が65歳を迎えて「2015年問題」がうんぬんされた。
その世代が70歳を迎えるのが「2020年問題」。その後もゴルフを続けるかどうか。団塊の世代という支えに頼るのではなく、新しい人を取り込んでいかないと続いていかない。
──昨年増えたのは若者ともいわれます。
そこはデータがない。定年を迎えて、ではゴルフをやろうか、という人たちもいるようだ。実際、シニアの大会で、夫が定年を迎えるから妻も一緒に始めたという夫妻から話を聞いた。
そういう入り口もある。全体のジュニア人口が減っているので、ゴルフをするジュニアも減っているだろう。楽しみでゴルフをしているジュニアがどれくらいいるか。経済産業省や総務省のデータが基だが、実際のところははっきりしない。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170521-00171547-toyo-soci&p=1
2017年05月24日
折しも「ドリームジャンボ」が発売中だが、「いつの間に?」と驚いた人もいるだろう。宝くじの売り上げが落ちているのだ。
総務省が15日にまとめた2014年度の宝くじの売上額は9007億円で、前年度から438億円のマイナス。4.6%も減少していることが分かった。ジャンボくじは「ドリーム」(5~6月発売)は横ばいだったが、「年末」は8.1%減の1729億円だった。
宝くじの売上額は05年度の1兆1000億円をピークに減少傾向にある。過去10年で約2割のダウンだ。テレビで見かける派手なCMとは裏腹に売り上げが低調とは意外な話。何が原因なのか。宝くじ研究家の山口旦訓氏が言う。
「99年から1等2億円、前後賞を合わせて3億円の売り文句で販売し、11年まで当せん金を変えなかったことが思い当たります。12年から1等4億円で前 後賞を合わせて6億円と金額を大幅にアップし、一時的に売り上げは上がりましたが、その分、2等、3等の金額が少なくなった。そのためファンの心理に“外 れた感”が広がったのかもしれません」
これに加えて若者と高齢者の“現実志向”の高まりも大きいようだ。
「いまの若者は“さとり世代”。出世を望まず、自分のライフスタイルを守って日々を楽しめればいいという考えです。宝くじで一獲千金を狙うより、趣味にお 金を使いたがる傾向にある。一方、これまで“当たったら何を買おうか”と夢を見てきた老人層は、消費税増税で年金生活が圧迫されています。経済的な余裕が ないため、宝くじで想像を膨らませる心の余裕もなくしてしまった。若者も老人も諦観を強めているのです」(明大講師の関修氏=心理学)
ウソっぱちのアベノミクスではなく、本物の好景気がこないかぎり、庶民は夢を見られない。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159904/
総務省が15日にまとめた2014年度の宝くじの売上額は9007億円で、前年度から438億円のマイナス。4.6%も減少していることが分かった。ジャンボくじは「ドリーム」(5~6月発売)は横ばいだったが、「年末」は8.1%減の1729億円だった。
宝くじの売上額は05年度の1兆1000億円をピークに減少傾向にある。過去10年で約2割のダウンだ。テレビで見かける派手なCMとは裏腹に売り上げが低調とは意外な話。何が原因なのか。宝くじ研究家の山口旦訓氏が言う。
「99年から1等2億円、前後賞を合わせて3億円の売り文句で販売し、11年まで当せん金を変えなかったことが思い当たります。12年から1等4億円で前 後賞を合わせて6億円と金額を大幅にアップし、一時的に売り上げは上がりましたが、その分、2等、3等の金額が少なくなった。そのためファンの心理に“外 れた感”が広がったのかもしれません」
これに加えて若者と高齢者の“現実志向”の高まりも大きいようだ。
「いまの若者は“さとり世代”。出世を望まず、自分のライフスタイルを守って日々を楽しめればいいという考えです。宝くじで一獲千金を狙うより、趣味にお 金を使いたがる傾向にある。一方、これまで“当たったら何を買おうか”と夢を見てきた老人層は、消費税増税で年金生活が圧迫されています。経済的な余裕が ないため、宝くじで想像を膨らませる心の余裕もなくしてしまった。若者も老人も諦観を強めているのです」(明大講師の関修氏=心理学)
ウソっぱちのアベノミクスではなく、本物の好景気がこないかぎり、庶民は夢を見られない。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159904/