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超高層マンション
首都圏での超高層マンション、いわゆるタワーマンションの建設は1996年以降増えている。
都心湾岸エリアなどにそびえ立つタワーマンションを見て、いつかは自分も購入したいと憧れを抱いたことがある人も多いだろう。
タワーマンションには様々なメリットがある。野村不動産アーバンネットが居住者500人を対象に実施した「タワーマンションに関する意識調査」によると、購入者の9割超が「住んで良かったと思う」と回答しており、満足度の高さがうかがえる。当アンケートで居住者がタワーマンションのメリットとして挙げた順位は、以下の通りである。
1位 眺望の良さ
2位 防犯面で安心
3位 駅から近い
4位 共用施設・サービスが充実
5位 窓やカーテンを開けっぱなしにできる
2012年と少し古いデータではあるが、おおよその参考にはなるだろう。以下、この調査でも挙がった主なタワマンのメリットについて見ていこう。
(1)眺望の良さ
タワーマンションは上層階になるほど価格は高くなるが、その分周囲の視界を遮るものがなくなるため、素晴らしい眺望を手に入れられる。昼間は街を見下ろし遠くの山を眺め、夜はまばゆい夜景を自宅からいつでも見られることは、タワーマンションの醍醐味であり所有者にとってのステータスである。
高層階で周りに他の建物がなければ、周りから部屋の中を見られずにすむため、リビングルームのカーテンを開けっ放しにして、太陽の日差しに囲まれながら思う存分に景色を楽しむことができる。防犯の観点からも、高層階では外部からの侵入リスクが低くなるので、低層マンションよりも安全性が高いといえる。
(2)立地の良さ
一般にタワマンは駅近に建設されることが多く、中には駅直結のマンションもあるなど立地の良さというメリットがある。
タワマンの建設に伴い、近隣エリアの開発が進み、コンビニやスーパーなどの商業施設がより発展し生活の利便性が高まることも期待される。近年では都心湾岸エリアや、武蔵小杉周辺などタワマンを起点に街が発展する事例も見受けられる。こうした立地の良さがマンションの資産価値下落リスクを低くする。
(3)共用設備の充実
タワーマンションは一般的な低層マンションより共用設備が充実している点も、メリットのひとつである。物件により共用設備は異なるが、高さを活かし例えば居住者のみが利用できる夜景を楽しむことができるオープンラウンジ、空中庭園、シアタールーム、ジム、プール、キッズルームなどを備えたところもある。
また来客用にゲストルームを備えた物件もあり、中にはホテルのような感覚で来客者が宿泊できるゲストルームを備えたところもある。
(4)虫が少ない
低層アパートや一軒家で害虫の侵入を防ぐことは難しいが、高層マンションであればハエや蚊といった害虫の侵入リスクはかなり少なくなる。周辺環境にもよるが、害虫は一定以上の高度を飛ぶことができないため、高層階であればあるほど害虫が侵入する可能性は低くなる。そのため虫が苦手な方にとっては、上層階を選ぶことで虫に悩まされるリスクは低くなるだろう。
(5)税務面でのメリット
特に相続税の観点で、タワマンは低層マンションよりも有利になる場合がある。マンションは土地と建物部分に分けて相続税評価額を計算するが、土地の部分は全敷地に対する評価額に各戸の持分が案分される。
たとえばマンションの敷地全体の土地が1億円の価値で、戸数が100戸ある場合、1戸あたりの土地評価額は100万円となる。もし土地の評価額が変わらず戸数だけが200戸になれば、土地評価額は半分の50万円となる。
つまり建物が高層で戸数が増えれば増えるほど1戸あたりの土地評価額が小さくなり、結果として税金を安く抑えることができる。ただし住居用として相続したものを、相続後すぐに売却するなど露骨な節税対策をすると税務当局から否認されるリスクもあるので、相続目的で購入するのであれば、事前に専門の税理士などに相談したほうがよいだろう。
■タワマンのデメリット4つ
5つのメリットに対して考えられるデメリットや注意点は4つある。
(1)エレベーターの渋滞
(2)洗濯物が干せない
(3)電波が弱い
(4)大規模修繕費の問題
近年タワマンのデメリットとして懸念されているのが、大規模修繕を行う際の費用である。
高層で豪華な設備を兼ね備えているがゆえに、維持費や管理費は低層マンションよりも高くなる。
また特に懸念されているのが数十年に一度の大規模修繕にかかる費用だ。
タワーマンションの建物の高さや共用設備の豪華さはメリットではあるが、その分通常のマンションより修繕費用が増えてしまう。
タワーマンションの竣工ラッシュは1997年以降のため、多くのタワマンはまだ大規模修繕を経ていない。そのため、大規模修繕にいくらの費用を要するか正確に見積もりを算出することが難しく、場合によっては想定以上の修繕費が発生するリスクがある。
もし住人の想定を超えるような修繕費が発生する場合、投資目的で物件を所有しているなどは安値でも物件を手放すかもしれず、値崩れを引き起こすリスクがある。購入の際は、将来の大規模修繕に対する考え方や費用負担について、入念に確認することが重要だ。
https://zuuonline.com/archives/184920
都心湾岸エリアなどにそびえ立つタワーマンションを見て、いつかは自分も購入したいと憧れを抱いたことがある人も多いだろう。
タワーマンションは眺望が良く共有設備が充実しており、住むこと自体にステータスがあるイメージだが、タワマンにはどのような特徴があるのだろうか?
■タワマンの5つのメリット
タワーマンションには様々なメリットがある。野村不動産アーバンネットが居住者500人を対象に実施した「タワーマンションに関する意識調査」によると、購入者の9割超が「住んで良かったと思う」と回答しており、満足度の高さがうかがえる。当アンケートで居住者がタワーマンションのメリットとして挙げた順位は、以下の通りである。
1位 眺望の良さ
2位 防犯面で安心
3位 駅から近い
4位 共用施設・サービスが充実
5位 窓やカーテンを開けっぱなしにできる
2012年と少し古いデータではあるが、おおよその参考にはなるだろう。以下、この調査でも挙がった主なタワマンのメリットについて見ていこう。
(1)眺望の良さ
タワーマンションは上層階になるほど価格は高くなるが、その分周囲の視界を遮るものがなくなるため、素晴らしい眺望を手に入れられる。昼間は街を見下ろし遠くの山を眺め、夜はまばゆい夜景を自宅からいつでも見られることは、タワーマンションの醍醐味であり所有者にとってのステータスである。
高層階で周りに他の建物がなければ、周りから部屋の中を見られずにすむため、リビングルームのカーテンを開けっ放しにして、太陽の日差しに囲まれながら思う存分に景色を楽しむことができる。防犯の観点からも、高層階では外部からの侵入リスクが低くなるので、低層マンションよりも安全性が高いといえる。
(2)立地の良さ
一般にタワマンは駅近に建設されることが多く、中には駅直結のマンションもあるなど立地の良さというメリットがある。
タワマンの建設に伴い、近隣エリアの開発が進み、コンビニやスーパーなどの商業施設がより発展し生活の利便性が高まることも期待される。近年では都心湾岸エリアや、武蔵小杉周辺などタワマンを起点に街が発展する事例も見受けられる。こうした立地の良さがマンションの資産価値下落リスクを低くする。
(3)共用設備の充実
タワーマンションは一般的な低層マンションより共用設備が充実している点も、メリットのひとつである。物件により共用設備は異なるが、高さを活かし例えば居住者のみが利用できる夜景を楽しむことができるオープンラウンジ、空中庭園、シアタールーム、ジム、プール、キッズルームなどを備えたところもある。
また来客用にゲストルームを備えた物件もあり、中にはホテルのような感覚で来客者が宿泊できるゲストルームを備えたところもある。
(4)虫が少ない
低層アパートや一軒家で害虫の侵入を防ぐことは難しいが、高層マンションであればハエや蚊といった害虫の侵入リスクはかなり少なくなる。周辺環境にもよるが、害虫は一定以上の高度を飛ぶことができないため、高層階であればあるほど害虫が侵入する可能性は低くなる。そのため虫が苦手な方にとっては、上層階を選ぶことで虫に悩まされるリスクは低くなるだろう。
(5)税務面でのメリット
特に相続税の観点で、タワマンは低層マンションよりも有利になる場合がある。マンションは土地と建物部分に分けて相続税評価額を計算するが、土地の部分は全敷地に対する評価額に各戸の持分が案分される。
たとえばマンションの敷地全体の土地が1億円の価値で、戸数が100戸ある場合、1戸あたりの土地評価額は100万円となる。もし土地の評価額が変わらず戸数だけが200戸になれば、土地評価額は半分の50万円となる。
つまり建物が高層で戸数が増えれば増えるほど1戸あたりの土地評価額が小さくなり、結果として税金を安く抑えることができる。ただし住居用として相続したものを、相続後すぐに売却するなど露骨な節税対策をすると税務当局から否認されるリスクもあるので、相続目的で購入するのであれば、事前に専門の税理士などに相談したほうがよいだろう。
■タワマンのデメリット4つ
5つのメリットに対して考えられるデメリットや注意点は4つある。
(1)エレベーターの渋滞
(2)洗濯物が干せない
(3)電波が弱い
(4)大規模修繕費の問題
近年タワマンのデメリットとして懸念されているのが、大規模修繕を行う際の費用である。
高層で豪華な設備を兼ね備えているがゆえに、維持費や管理費は低層マンションよりも高くなる。
また特に懸念されているのが数十年に一度の大規模修繕にかかる費用だ。
タワーマンションの建物の高さや共用設備の豪華さはメリットではあるが、その分通常のマンションより修繕費用が増えてしまう。
タワーマンションの竣工ラッシュは1997年以降のため、多くのタワマンはまだ大規模修繕を経ていない。そのため、大規模修繕にいくらの費用を要するか正確に見積もりを算出することが難しく、場合によっては想定以上の修繕費が発生するリスクがある。
もし住人の想定を超えるような修繕費が発生する場合、投資目的で物件を所有しているなどは安値でも物件を手放すかもしれず、値崩れを引き起こすリスクがある。購入の際は、将来の大規模修繕に対する考え方や費用負担について、入念に確認することが重要だ。
https://zuuonline.com/archives/184920
2018年05月21日
三井不動産レジデンシャルが川崎市中原区小杉町の武蔵小杉駅近くに建設していた大規模タワーマンション「パークシティ武蔵小杉 ザガーデンタワーズイースト」が完成し、12日に報道陣に公開された。
高さ180メートルの53階建てで、全592戸の分譲住戸はすでに完売。ベーカリーやイタリアンレストランなどが入る1階の商業施設や、2階の市が所有する千人規模のコンベンション施設も開業する。
駅から徒歩4分。入居者が利用できる屋上の展望デッキのほか、キッズルーム、フィットネスルームなどが完備され、免震構造も採用されている。 同社によると、販売価格は4300万?1億5800万円、最多価格帯は7200万円台だった。
30~40代が主な購入者で、来春完成予定で隣接する「タワーズウエスト」も完売間近だ。 同駅周辺では大幅な人口増加でJR横須賀線の改札口に向かう人の長い行列や、待機児童の問題が深刻化している。
それでも周辺の人気は変わらず、担当者は「渋谷、品川、横浜に20分以内でアクセスできるところが、働き先が違う共働き世代に評価されている。共有施設のバリエーションの豊富さもファミリー層に支持された」と説明した。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-106251434